年初のスチル。

  • 2019.01.17 Thursday
  • 19:07

1月3日、穏やかに晴れていたので、海を眺めに飯盛漁港へ。最近は、カメラは小さいGM5ばっかり。レンズもオリの14-42ズームという手抜きな組み合わせ。

 防波堤からふりかえって、モノクロで1枚。背後の高台はいちめんのタマネギ畑。

 防波堤の外側はゴロ石の砂州。緑川洋一の瀬戸内風に、3枚連写してRGB合成してみたが、コントラストや色調など、そうそう巧くはいかないものだ。

 そして14日は竹崎観世音寺に。真言宗のお寺なので、なんとなく独特の雰囲気。

 独鈷をもっているのは御大師様か。

 参道の両脇には塔が立ち並ぶ。これは六地蔵塔。

 この仏様は、風化して表情すら判別できないが、素朴な光背に趣がある。右面の銘文には元明4年とあるが、ちょっと古すぎるので、たぶん天明4年だろう。

 カラフルな仏様が多い。

 この塔は鎌倉時代だそうで。窓ごとに仏様のお姿が。

 お寺は港を望む高台にあり、参道は集落へと続く。

 また連写+RGB合成で遊んでみた。これに点描フィルターをかけると印象派みたいになるが、ちょっとやり過ぎかと。

 この錆びたアンカー、以前にも撮ったことがあるような気がする。フレーミングがちょっと半端。もっと寄って、モノに還元すると面白いかも。

 それにしても、最近のスチルは少し怠け気味かな・・・あと、シネマカメラも動かさないと。そろそろランタンフェスだが、今年はムスコの受験と、インフルワクチンがハズレだったようなので、人混みは自粛しよう。

年初の星見、出撃したけど・・・

  • 2019.01.10 Thursday
  • 17:06

 1月2日の夜、今年初回の星見は小長井のいつもの場所に出撃した。最初の課題は、DEF Guiderというオートガイドソフトのテスト。これは最大16個のガイド星を使うマルチガイドを行うもので、シンチレーションや雲の影響を受けにくくなるというもの。使用法が比較的煩雑なので、手順書をみながら作業を進めたが、キャリブレーションのステップが大きすぎて躓いた。どうやらペンシルボーグでも長すぎるようだ。

 ここまででかなり時間を浪費しており、オリオン座はすでに南中を過ぎて、市街光の影響を受け始めていたが、まずは分子雲のテスト撮影。ISO3200の5minで枚数を重ねたが、ときおり薄雲が通過するためコントラストが悪い。諦めてまだ明るいウィルタネン彗星に移動した。

 <撮影データ:2019年1月3日01:10:09〜,R-130SS(d=130mm,F3.29),EOS600Da(ISO3200,180sec,14コマをコンポジット),AstroLPR Type-1,トリミング

 こちらはまだ5.5等。先月はごく淡いテールが出ていたというので思い切って暗部を強調してみたが、どうもよろしくない。ただ、コマの光度分布をみていると、尾が出ていそうな気配だけは感じられる。

 <撮影データ:2019年1月3日02:06:03〜,R-130SS(d=130mm,F3.29),EOS600Da(ISO3200,180sec,8コマをコンポジット),AstroLPR Type-1,トリミング

 そこで、尾を写すという欲望を満たすべく、ステファン=オテルマ彗星に移動。こちらは昨年11月以来の撮影だが、ずっと9等台を保っており、しっかりした尾を確認することができる。薄雲のため撮影枚数を稼ぐことができず、ISO2100の8コマコンポジットだと背景が荒れてしまったのが残念だ。

 そうこうするうちに、オリオン座も西の五家原岳の稜線にかかってきた。03:54でこれだから、諫早市街地も明るくなったものだ。本当は明け方まで撮影したくて、珈琲やスープやあれこれを持ってきていたのだが、気温が低くてアルストに点火できないという大失敗をしてしまった。夏場はずっとイグナイターの火花だけで点火できていたので油断していたのだろう。バックアップのライターが無い。途中コンビニに寄ってはいたのだが、どうせ珈琲を沸かすからと温かい飲料を調達しなかったのが裏目にでた。懐炉はあったが寒さに負けて、あえなく撤収。今度はしっかり準備するようにしよう。

年始の記事は太陽から・・・

  • 2019.01.10 Thursday
  • 16:40

 <2018年12月29日14:50:45撮影>

 <2018年12月31日13:23:11撮影

 <2019年1月2日14:01:14撮影

 <2019年1月4日13:35:26撮影

 <2019年1月6日10:03:29撮影

 <2019年1月7日12:48:33撮影

 あけましておめでとうございました。昨年末のエントリーは太陽で締めくくったので、今年の初エントリーも同じく太陽で。昨年末の太陽は、小さいプロミネンスと南半球高緯度のダークフィラメントで幕を閉じた。1年間の観測日数は、 1月 11回、2月 14回、 3月 14回、 4月 14回、 5月 17回、 6月 12回、 7月 19回、 8月 22回、 9月 11回、10月 14回、11月 16回、12月 12回 の合計176日になった。約2日に1回。梅雨時も比較的よく撮影できたのと、8月の撮影日数が伸びたのが影響していると思われる。もっとも、そのほとんどが、ほぼのっぺらぼうという極小期らしい結果ではあったが・・・。

 あけて2019年、さっそく小さいながら活動領域があったり、6日には部分日食があった。当初は曇りの予報で、部分食というのもあって見るつもりはなかったのだが、よく考えると西縁に活動領域が残っているし、Hαならすこしは見栄えがするかもしれないと、急遽太陽望遠鏡を出した。最大食分の09:46こそ雲越しでまともな画像は撮れなかったが、10:00頃には雲が抜けて、無事に撮影することができた。翌7日には祭りの後みたいにきれいさっぱりとのっぺらぼうに戻ってしまったけど、昨年4月と11月で新周期の黒点が南北とも出そろったことだし、今年は太陽活動が復活してくるのを楽しみにしている。

2018年太陽修行も終盤戦。

  • 2018.12.27 Thursday
  • 18:31

 <2018年12月15日12:50:47撮影

 <2018年12月19日12:44:14撮影

 <2018年12月24日13:01:03撮影

 <2018年12月25日12:33:59撮影

 <2018年12月27日13:58:58撮影

 いよいよ今年の太陽修行も終盤戦。今回の撮影期間中、15日と25,27日に東半球に活動領域が見えている。15日のは19日になっても子午線付近にあったようだが、私の装備では捉えることができなかった。ブロッキングフィルターの劣化はかなり深刻なものと思われる。そして、25日から見えている活動領域が今後どうなっていくのかも、あまり期待できないかもしれないが、楽しみにしておこう。

 ところで、活動領域といえば、11月10日に北半球高緯度に次期サイクルの黒点が出現したそうだ。1,2日で衰退しており、残念ながら天候の関係で撮影できなかったが、同様に4月10日に南半球に出現した次期サイクル黒点も劣化したフィルターでは捉えることができなかったので、どちらにしても撮れなかったかもしれない。しかし、これで南北両半球高緯度が次期サイクルに入ったということになるので、次期サイクルがどう立ち上がってくるか楽しみだ。

 

ふたご群極大と大きくなったウィルタネン彗星

  • 2018.12.19 Wednesday
  • 22:24

 ふたご群の極大間近な12月初旬、週末の予報は良くなかったので、水曜夜ではあったがウィルタネン彗星狙いに出撃した。平日なので、近場の白木峰も考えたが、結局は人の往来が少なくフラットデータがとりやすい小長井のいつもの場所に。現地到着は22:30過ぎと遅くなってしまったものの、R-130SS+EM200とEOS80D+AT-X1120固定の2正面作戦で布陣した。

 <撮影データ:2018年
12月12日22:36:43〜,R-130SS(d=130mm,F3.29),EOS600Da(ISO3200,180sec,16コマをコンポジット),HEUIB-II>

 前回の11月29日と比べても、ウィルタネン彗星はいっそう大きくなり、f.l.=428mmにAPS-Cのノートリミングでもこの大きさ。しかし、地球に大接近しているだけでもとは小粒な彗星であることと、ほぼ衝に近い位置であるため、尾は短いダストテイルが左上になんとなく見えている程度。一方、移動速度は凄まじく、ペンシルボーグにつけたガイドカメラのモニター画像でも、5秒露出のたびにわずかずつ動いているのがわかる。ひとコマ3分の露出時間でも彗星が伸びてしまいそうだったので彗星ガイドにしたが、南中を過ぎた頃からガイドが不安定になってしまい、背景の恒星像が曲がってしまった。

 そしてふたご群の極大を迎えた14日夜、こんどは流星メインで同じ場所に出撃。対角魚眼をつけたLUMIX GM5で明るい流星を一網打尽にしつつ、ポラリエにEOS80Dをのせて、あれこれ楽しもうという企画だ。GM5のインターバル撮影の設定がなかなかうまくいかずに時間を浪費してしまったが、夜半頃から調子があがってきた。

 <撮影データ:2018年12月15日00:54:31〜,SIGMA17-50mmF2.8EX DC OS HSM(f.l.=45mm,F3.5),EOS80D(ISO1600,60sec,16コマ合成),ポラリエにて追尾撮影,長辺方向をトリミング>

 ポラリエのほうの優先ミッションは、プレアデスに接近してきたウィルタネン彗星を捉えること。この焦点距離でヒアデス、プレアデスと彗星をバランス良くおさめることができた。現在、私用の標準ズームはフードとレンズキャップが行方不明で運用できず、急遽ムスコのを借りてきたのだが、一般撮影では評判が良いこのレンズも、星用にすると周辺像がおおきく崩れてしまう。絞り込んでもたいした違いは無いようだ。

 優先ミッションの後は、拡張ミッション。AT-X1120に換装して、ふたご群を捉えるべく網をはる。しかし、ここで1分16枚のつもりでリモコンのボタンを間違えて、11分ほど気付かないという痛恨のミス。気を取り直して撤収前に16枚露光したデータを処理してみた。

 <撮影データ:2018年12月15日01:59:14〜,AT-X1120(f.l.=11mm,F2.8),EOS80D(ISO1600,60sec,16コマ中より流星の写った8コマを選んで比較明合成),ポラリエにて追尾撮影>

 比較明合成なので、写り込んだ飛行機や人工衛星は、ただ消去するだけでうまく消えてくれる。流星は暗いものまで含めると8コほど入ってくれた。多分、しし群大出現のとき以来の成功じゃないかと思う。肉眼でも冬の天の川がよく見える好条件、土曜も仕事でなければ徹夜したところだ。

 <撮影データ:2018年12月15日00:59:41〜01:50:57,Pixco CCTV FishEye 8mm f/3.8,LumixGM5(ISO800,30sec,101コマ比較明合成)>

 ポラリエであれこれしている間に放置していたGM5の画像はこうなった。暗いのまで数えると、13コほど写っている。いちばん見事なのは雲仙の左側に流れた火球だが、これは出現時間が遅く、経路から考えるとふたご群ではないかもしれない。他にもオリオンを袈裟懸けにした火球もあったが、カメラが動いていなかったので撮り逃がしている。ふたご群の条件が良くなるのは4年後だそうで、寒くはあるが蚊に悩まされることもないのでまた楽しみにしておこう。

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