25cm惑星用ニュートンの工作(2)

  • 2020.07.15 Wednesday
  • 13:00

 少しずつ、これまでの工作能力を超える課題が出てくる。次はコの字アングルの切断。罫書いておいて、ダイヤモンドカッターで溝をつけ、金のこで溝を深くする。力むと線がずれるので、軽くあてるだけで気長に挽いてみる。

最後は金属疲労で折りとって、ヤスリがけ。これくらいの精度で揃えばじゅうぶんだろう。

穴開けは、0.5mmほどの誤差が出たかも。

のこりは先に穴開けまで済ませておいて・・・

切断とヤスリがけ。精度は前半のと同じくらい。

M3ボルトナットを調達して、さっそく仮組してみたが・・・

微妙に余ってしまった。アングルの長さか、連結プレートの穴の間隔か、どちらかがおかしい。

これまでベアリングの円弧を基準に作図していたが、どうやらコンパスのスパンぎりぎりだったので、誤差が出ているようだ。バンド外周のみの寸法で作図したら、連結プレートの穴間隔が広すぎたらしい。船長っさんからはアングルの1本だけを現物合わせにしてみてはとのアドバイスをいただいたが、アングルが不等長になるのもどうかと思ったので、プレートを作り直すことにした。

25cm惑星用ニュートンの工作(1)

  • 2020.06.28 Sunday
  • 14:14

 以前からの懸案だった妄想を、ようやく物質化しようと思い立った。もとはといえば、2年前の火星シーズンに間に合わせるつもりだったのだが、当初の目標はおろか、今年の火星シーズンにも間に合わない。でもこのままではずっと手付かずになってしまうのではと思い、ようやく工作にとりかかったというわけだ。

パーツの核心部は、コレ。ドブソニアンではおなじみの、中華テーブルベアリングである。内径は298mmで、保有している英御ライオン25cmの鏡筒径280mmより微妙に大きい。そのギャップを埋めて、かつベアリングを赤道儀に固定する方法が思い浮かばずに時間ばかりが過ぎていた。

ようやく妙案が浮かんだので、とりあえず原寸大で図面をひいて、物質化にとりかかった。これまで工作経験に乏しく、このような大物の工作は初体験。これから工作能力をすこし超えるくらいの課題がつぎつぎと現れることだろう。まずは1mm厚のアルミ板に穴明けを。最初のポンチをしっかり立てておけば、古い手回しドリルが意外といちばん正確で早かったりする。

Φ2.5mmで開けてから、M3のタップ切り。これでM3ナット24個分の軽量化ができる。地味な効果だが、少しでも軽くということで・・・

パーツの切り出しはアクリル用のPカッターで。0.8mm厚までならカメラの簡易冷却装置のときに経験済み。

溝をつけて、折り曲げて、金属疲労を誘って切り離す。なんとかなりそう。

すこし歪んだが、24枚の切り離し完了。まだ角をとる必要があるが、そこは骨折固定用の副え木のアルミ板を切るのと大差ないだろう。

次はいよいよ、コの字アングルの切り出し。これはさすがにPカッターでは無理だろう。

主電源の軽量化。

  • 2020.03.27 Friday
  • 22:23

 赤道儀が復活したものの、主電源のディープサイクルバッテリーが劣化してしまい、星活動はしばらくお預け。ちょうどムスコの進学に伴う引っ越しもあって、天文装備は車から降ろしている。同じバッテリーをもう一度購入するか、それとも思い切って安くなってきたリチウムにするか迷っていたところ、どうやら久しぶりに明くなる彗星が現れた。これは迷っているヒマはないとばかり、思い切ってリチウムを導入することにした。

 いざ届いてみると、これがめちゃくちゃ軽い。従来のが36Ahで重量11kgだったのに対して、75Ahで重量4.4kg。まるで空っぽの箱みたいな軽さだ。また、この製品はリン酸鉄リチウム電池を使っていて、充放電特性が他のタイプのリチウム電池より優れているとのこと。さっそく初期充電を済ませたが、実戦投入はどうやら4月の新月期になりそうだ。

 これまでの主電源遍歴について振り返ってみると、鉛バッテリーを用いた携帯型電源装置を2個、これはPCの電源にするには容量不足だったので、次は105Ahのディープサイクルにした。これはたしか7,8年は使えたように覚えているが、20kg近くあってとても重かったし、完全密閉ではないので充電時の水素ガスが不安だったし、倒さないように気を遣っていた。それから容量を削ってLONGの36Ahになり、完全密閉で倒しても大丈夫ということで、だいぶ楽に運用できるようになった。しかし、あとから思えばいくらディープサイクルとはいっても、使用頻度の少なさ(多くても月に1,2回)と深放電の繰り返しが相当負担になったようで、たぶん1個あたりの使用回数は30〜40回程度だったのではないだろうか。今回は深放電をせずに済むように、容量を75Ahにした。これまでのバッテリーの3倍近いコストもかかったことだし、ぜひ10年もってもらいたいものだ。

 

追記

 Y-daさんから指摘あり、75Ahで240Whなら、基準電圧3.2Vで計算してあるのではないか?と。あれこれ調べてみたら、どうもそうらしい。ということは、12Vなら20Ahになるということ。これまで36Ahだったので45%減。いくら放電による電圧降下が少ないリチウムとはいえ、ちょっと心配になる。リン酸鉄リチウムの表記に浮かれてしまわず、もっと精査しとけばよかったかも・・・まあ、次の出撃で実戦投入してみるけど、どうなることやら。

冷やしEOSの試写。

  • 2019.07.16 Tuesday
  • 18:00

 冷やしEOSの試写をやってみた。気温は測っていないが、まずは背面液晶を開いてからISO3200の5分露出を3枚連続で行い、しばらく休んだあとに冷却をはじめ、1分ほどしてから同条件で3枚。それぞれの3枚目のハイライトを225から120にして比較した。

 まずは常温の全体。

 つぎに冷却の全体。全体像では何が何やらわからないので、中央部を拡大してみた。

 常温の中央部拡大

 さいごに冷却の中央部拡大。

 効果があるような、ないような・・・5,6年前に改造事例が散見されたが、その後ぱたりときかなくなったのは、この微妙な性能が原因かもしれない。かといって、がっちり冷却するなら基盤の結露が問題になりそうだ。また、現状でも1セット16枚撮影するので、後半になればなるほど冷却の恩恵はありそうである。まだヒートシンクとL字板の間の熱伝導に改善の余地があるので、実戦投入して様子をみることにしよう。

冷やしEOS、その2.

  • 2019.07.16 Tuesday
  • 17:46

 先日つくった冷やしEOS、格好は良かったのだが、全くといって良いほど冷えてくれなかった。もとのスマホクーラーが冷却面10℃とあまり性能がよくなかったこと、固定用のL字金具が放冷版になり、更にアルミブロックの熱容量が大きすぎたことも関係しているようだ。そこで、3年前から分解したまま放置していたクールバーを使って作り直すことにした。

 これが放置していたクールバーの中身。ファンつきヒートシンクとペルチエ素子、スイッチ、電池ボックス端子がひとつながりになっていて、右上の丸いのが冷却板。右下の発泡ウレタンのとペルチエ素子を冷却板とヒートシンクではさんで、熱伝導ペーストで固めてあった。素子の型番はスマホクーラーと同じだったが、あちらのヒートシンクはフィンの高さが低く、作動中は触れないくらい熱くなる。それに比べ、こちらのヒートシンクはほんのり温かくなる程度。ヒートシンクの性能が重要だということだろう。

 まずは電源改造。百均で充電専用USBケーブルを買ってきて、剥いてみたら、導線はみごとに電源だけ。今後も工作材料に使えそうだ。

 もとからの冷却版は球面になっているので、0.8mm厚のアルミ板で40mm四方の冷却板を作った。また、ファンのガードにちょうどサイズが合うものがあったので、指を巻き込まれないよう取り付けた。あとはL字金具を新造して熱伝導両面テープで接着するつもりだが、ペーストが残っているとテープがつかないので、あれこれ試して、さいごはライターオイルで拭いたらきれいになった。ところがウレタンにしみこんだのがどうしてもとれないのでスチレンボードを使って枠を作り直すことにした。

 ペルチエ素子の厚みは4.5mmで、手持ちのボードは2mm厚。2枚重ねて、更にありあわせのプラ板など重ねて厚みを調整した。

 ヒートシンク、L字金具、ペルチエ素子の順に熱伝導両面テープで貼り合わせる。気泡が残ると伝導率が落ちるので、慎重に。

 これも百均で調達した小物ケースに穴をあけて基板を入れ、L字金具とボディ、三脚ネジの間を断熱して出来上がり。試運転したら、L字金具とヒートシンクに温度差があったので、すこし効率が悪いようだ。それでも15分ほど動かすとカメラ背面にうっすら結露したので、冷えてはいる様子。あとは試写次第で実戦配備できそうだ。

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