或る妄想。

  • 2017.03.09 Thursday
  • 22:32

 昨年11月以降、主力赤道儀の不在で夜間の出撃がままならず、おまけに最近太陽撮影も思うようにいかない。こうなると、物欲大佐が俄然元気になってくるのが困ったものだ。

 今回気になっているのは・・・なんとかサブの赤道儀を入手できないかと考え始めたのが発端だ。現在のEM200の積載重量は15kg。25cmニュートンがぎりぎり載るかどうかというところ。現在まだ手つかずの25cmは幸い余裕があるのだが、あれこれ補強と改良を加えていくと、たぶん重量オーバーになってしまうだろう。そこで、EQ6なら20kgまでとすこし楽になるし、惑星主体なら精度もそこそこで充分だろうと思う。

 ところが、気になってしまったのは鏡筒のほう。これまで撮影してきたR-140SS改は絶好調ではあるが、わずかな残存収差のためにどうしても鋭さがない。そこで、ふつうならε130かε160あたりが気になってくるわけだが、どこをどう間違えたのか、GINJI150FNが気になってしょうがないのだ。

 現在所有しているコマコレは、BaaderのMPCC-Mk.IIIとTSコマコレ。前者は焦点距離に影響を与えないが、後者は0.95倍のレデューサーでもある。GINJI150FNにこれを使うと、それぞれ600mmF4と570mmF3.8になり、現在の500mmF3.57ほどではないにしろ、ライトシュミット並みの明るさは得られることになる。そして、魅力的なのは合焦範囲が広いということで、ASAの2korrrでもそのまま合焦可能、438mmF2.92と、ε130と同等の焦点距離で、より明るい写真鏡になってしまう。

 更に妄想は膨らんで、TeleskopのHPをうろついていると、×1.5コマコレなるものを見付けてしまった。これを使うと900mmF6になる。少し暗いが、この焦点距離になると大きめの銀河を狙うのにはちょうど良い。ガスと比べると輝度は高いだろうから、すこし感度を上げれば問題ないものと思われる。こうしてみると、GINJI150FNはとても魅力的な素材に思えてくる。毒を喰らわば皿まで。いっそのこと、コマコレコレクターになってしまおうか。

太陽望遠鏡のアップグレード!

  • 2016.12.14 Wednesday
  • 19:47

 現在いちばん稼働率が高い機材であるLS50THa、良い望遠鏡ではあるのだが、接眼部のヘリコイドが強度・精度ともに不足しており、眼視では問題ないが撮影用にするには遊びもたわみも大きく、ピントの再現性が悪いという弱点をかかえていた。ある日なにげなくジズコのHPを開いたところ、LS50THa専用のムーンライトフォーカサーというものがあるのを発見。気になっていたところが熊本のastrokcaoさんがオーダーされたというので、背中を押されるようにして先月オーダーしていた。当初は11月中旬入荷予定ということだったが、たぶん行列にならんだ順番のこともあるのだろう、すこし遅くなって今日とどいた。

 はじめて見るムーンライトフォーカサー、小振りではあるが、いかにも精密器械だというような手触りで、精度の高さがうかがえる。さっそく作業にかかった。

 こうしてみると、オリジナルのヘリコイドはとても華奢に見える。そのかわり、口径のわりに低価格だったので文句は言えない。初めからしっかりしたフォーカサーがついていても、高価だったらたぶん買っていなかったことだろう。

 実際には接眼部の右側に経緯台のアームがくるので、上下逆向きにとりつけた。カセグレイン鏡筒などでクレイフォードを上下逆に取り付けてドローチューブのたわみ対策にするというのがあるので、たぶんこのほうが良いのだろう。これで臨戦態勢。あとは晴れ間を待つだけだ。

不完全燃焼と物欲など。

  • 2016.10.31 Monday
  • 19:37

 10月最後の週末、新月前日で宵のうちは晴れていたが、あれこれあってすぐには動けず。後半は雲が多くなる予報だったが、見逃しては惜しいので、夜半頃に小長井に布陣した。

 北と西の地平近くには雲が見えているが、さしあたっては大丈夫とみて設営開始、極軸を合わせたのが24:30頃。それから自動導入の暴走などあったが無事に解決、25:15頃には撮影を始めることができた。まずはM42に向けて、ISO1600で30sec,15sec,8secを2コマずつ。次に60secにかかったところでガイドの暴走がはじまった。この段階ではいつもの暴走のように、PHD2とASCOMを停止すると止まってくれる。雲行きを睨みながら、ひたすら撮影。暴走に中断されながらも60secを2コマ、120secを2コマ、そして300secをひとコマ撮影して、次のコマに入ったところでまた暴走が始まり、PHD2とASCOMを停止しても止まらない。仕方ないので赤道儀の電源を落としてASCOMも終了。この状態で電源を入れると、また暴走。次に入れ直すと、ギヤが噛みこんだ様な音がして動かない。入れ直したら、また暴走。そうこうするうちに雲が一面にひろがってきたので諦めて撤収した。

 勿体ないので処理したデータがこれ。暴走の前後で構図がずれていたのでステライメージでは重ねてくれず、フォトショップのレイヤー整列で重ねて切り抜き、それをステライメージで加算コンポジット、階調圧縮の後、フォトショップで輝度マスクとチャンネル減算マスクを使って調整した。露出が短いので、右下の星雲外周部はほとんど見えず、赤に加えて青も強調したので全体に青すぎる。実に不満が残る結果になってしまった。EM200のほうも、前回あたりから暴走が止まりにくくなってきたので、どうやら本格的に点検修理に出さないといけないようだ。その間、赤道儀はポラリエしかなくなってしまう。いっそしばらく星景に走るか、あるいはサブ機を考えるか・・・仲間内では、不調を機にアトラクスに走った人と、ロスマンディG11に走った人と。積載量アップは魅力的だが、そうそう予算があるわけではないので、もし狙うとしてもEQ6あたりが限界だろう。先日仮想武器市場で出ていたG11は程度がよさそうだったが、出張中だったのでどうしようもなかった。あんな出物はそうそうないだろうから、EQ6あたりが出てこないかな・・・と妄想中。

 物欲といえば、こんなものを見付けてしまった。LS50THaのヘリコイド接眼部を置き換えるクレイフォード。光路長やストロークは全く同じ。LS50THaの唯一の弱点が、撓みと遊びが大きい接眼部なので、これは面白そう。しかし、問題は割高なジズコ直販限定ということ。ところが本体同様に個人輸入をと思い調べてみると、OPTでは扱いなし、テレスコップではかえって割高。本家ムーンライトでは送料込みで¥1000も差がない。ジズコも最近は頑張っているのだろうか。LS50は今いちばん稼働率が高い機材なので、ここに投資してみるのもよさそうに思えてきた。嗚呼、物欲、ぶつよく・・・。

工作準備。

  • 2016.05.20 Friday
  • 00:40
EOS600Daの工作が一段落したところで、季節はそろそろ梅雨。夏に向けて簡易冷却改造の準備に取り掛かった。

2,3年前に一部で流行った?COOLBARを利用した方式で、カメラの背面液晶を開いて冷却板を押しつける。ネットで工作例の画像を眺めていても細部が煮詰まらないので、厚紙を切って構想を練ることにした。 結果はネットでの工作例同様、厚手の冷却板にタップを切って、ヒートシンクとの間にペルチェ素子とL型の金具を挟み込むのがいちばんスマートだろう。地元では厚板が入手できないのが痛いところ。先日、長崎駅にできたばかりの東急ハンズを覗いてみたが、DIYコーナーがなくてタダの雑貨屋みたいでガッカリした。博多に行く機会も7月まで無いし、全く困ったものだ

またもや組み立て不良品。。

  • 2016.05.15 Sunday
  • 18:39
 今回は、惑星撮影用のウェッジプリズムについて。2003年の秋から惑星用にしては小口径のMN61を使い、一時期は20cmクラスと張り合えると自負する高解像度画像を撮影していたが、数年前から惑星撮影の主流が25cm超級に移行してしまい、さすがに太刀打ちできず写欲が低下している。そこで、更なる高解像度をというわけで、5年ほど前に大気差補正用のウェッジプリズムの導入を図ったことがあった。初代のプリズムは、近所のレーザー機器メーカーさんにお世話になってレーザー用のウェッジプリズムを入手し、TOMITAさんに角度可変枠を作っていただいた。しかし、機構上微妙な角度調節が困難で、使いづらいものになってしまった。

 そこで2代目のプリズムを購入したのが一昨年頃だったか。フランスのピエロアストロ製のものを、独テレスコップから個人輸入した。奥にみえている箱がそれで、枠はそのままにして、中のプリズムだけまわるというもの。詳しい使用法はわからないが、そこは単純な器械なのでなんとかなるだろうと実戦投入したのだが、何故か大気差補正ができないし、基準になる無偏角のレバー位置がわからない。そのような調子では写欲が上がるはずもなく、R-140SS改の工作とテストが続いていたこともあり、またしても放置状態になってしまっていた。
 で、最近になって、星見屋さんのHPでZWOが同じ原理のプリズムを出したのを見付けた。そのときは「なんだ、同じじゃないか・・・」という程度だったが、使用法を解説したページができていたので、自分のプリズムで試してみることにした。

 まずはレバーを中立位置に揃えて偏角を0にして・・・のはずだが、回転させると何故か像がずれる。どうもおかしいと、片方のレバーを動かすと、当然像は移動する。もう片方のレバーは・・・動かしてみても、何も起きなかった。で、プリズムを覗き込んでみると、なんだか反射面が少ない。枠を確認してみたところが、なんとプリズムが片方入っていなかったことが発覚した。プリズムはおろか、抑えのリングも入っていないので、完全に組み立てミスだ。まさか入っていないなんて思いもしなかったから、全て自分の不慣れのせいだろうと思いこんでいた。購入から時間が経ちすぎているし、いまさら英作文する気力も無い。LS50THaのときは汎用のOリングだったのでなんとかなったが、今回はお手上げ。かといっていまさらプリズム無しではどうしようもないので、星見屋さんからZWOのを購入することにした。それで最初の画像のようなことになった次第。

 今回は開封直後にしっかり検品した。左がピエロアストロ、右がZWO。ピエロ・・・のは両側がTネジになっているので、望遠鏡側は変換リングを介してBORGの拡大撮影用アダプターに接続、カメラ側はT/31.7アダプターを介してカメラに接続していた。一方のZWO製は、両側とも31.7になっている。バローレンズで拡大するなら、バローとカメラの間に挟めば良いだけなので、かなり軽量化できる。ちょうどVC-200Lも復活したことだし、終盤の木星と最盛期の火星にはなんとか間に合った。あとは梅雨入り直前の天候だけが問題だ。

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