殖えてしまった中古標準ズーム達。

  • 2017.11.25 Saturday
  • 09:56

 

 BMPCCを入手してから、約半年(だったと思う)。4/3は持っていた(業務用にはまだE-30を使っている)が、μ4/3は初めて。スチールとの違いに戸惑いながら、フォーマットの小ささ故にCマウントという新しい沼にも足を踏み入れて、いつのまにかだいぶレンズが殖えてしまった。それも標準域のズームばかり。そこで、各レンズの印象を入手順にまとめてみようと思う。

 まず最初に入手したのが、右手前のパナの3.5-5.6/14-42。とにかく安くてコンパクトなレンズをと探して、まずはパンケーキズームに。12-35のパンケーキズームと迷ったが、12-35のほうはフォーカスリングすら省略されている。こちらのほうがフォーカスもズームもシーソースイッチだったので使いやすそうに思えて入手したが、微妙な操作ができずお蔵入りになった。

 それならやはりマニュアルフォーカスだろうということで、次に入手したのが手前左、Cosmicar(ペンタックス)の1.8/12.5-75。Cマウントなので高倍率で明るくてもコンパクト。さすがによくボケるし使い勝手も良かったのだが、監視カメラについていた個体のようなのでレンズに焼けがあるのと、もとが2/3インチフォーマット用なので、周辺がかなり蹴られてしまう。メインで使うにはすこし厳しい印象だった。

 では、TVレンズがだめならシネマレンズを、というわけで次に入手したのが左端のAngenieux 10x12B、16ミリカメラ用の往年の銘レンズらしい。T2.1/12-120と高倍率で明るく、ボケ味や逆光のときのゴーストなど、実に味わい深い。現在、主力レンズとして使っているが、すこし長くて嵩張るのと特に望遠域では三脚がないと辛い。また、スーパー16ミリ相当のBMPCCより少しフォーマットが小さいので、14mmより広角側では蹴られてしまう。蹴られないレンズとしてはZeissのT2.8/10-100があるようだが、ボケはこちらのほうがきれいなので、入手は躊躇っている。

 次のレンズは、9月末の北海道出張にあわせて入手した。広角に4/3の9-18ズームを使用するため、荷物の中で嵩張るAngenieuxに代わる標準ズームというわけで、パナライカの2.8-3.5/14-50に。2.8通しや12-60は高いし、14mmより広角側は9-18に任せると問題ない。どうせ9-18にはアダプターが必要だからと、これも4/3にした。μ4/3と違い、ボディ側での収差電子補正には頼っていないので、確かに像は良い。しかし、かわりにけっこう嵩張るし、古い4/3なのでフォーカス、ズームともぎくしゃくして、モーター音が入ってしまう。屋外で風が吹いていれば気にならない程度ではあるが・・・。

 というわけで、どのレンズも一長一短。気軽にさっと撮れるものではない。結局は、パナライカに決めるときに競合していたパナの3.5-5.6/12-60を入手することになってしまった。Fは暗いが、Angenieuxで撮影していても、晴天屋外ではF4くらいになっていることが多いので、実用上問題はなさそう。広角側も広く、倍率もCosmicarに迫っている。ボディとのバランスも良いので、着けっぱなしにして使えそうだ。何より、フォーカスもズームも滑らかで静かなところは、さすがに動画撮影を考慮した新しいレンズだと感心した。しばらくはこれを常用してみようかと思っている。

 いつの間にか殖えてしまったレンズについては、これで一段落するかと思われる。しかし、小樽で思ったこと・・・もしライブコンポジット機能がついたμ4/3のボディがあれば、コンデジよりきれいな星景写真が撮れたのに・・・というのが残っている。サブで使うなら、OM-D E-M10あたりが適当かと。そうなれば、LAOWAの2.8/7.5も欲しくなる。7.5mmならBMPCCでも迫力のある超広角撮影ができるかも。レンズがボディを呼び、そのボディが更にレンズを呼び寄せる。恐ろしい物欲循環に嵌まらないように注意しないといけないようだ・・・

黒いカメラが白くなった。

  • 2015.07.06 Monday
  • 20:19
 もう17,8年ほど前のことになるが、当時勤めていた沖縄の病院で、ウチの病棟に入院されていた患者さん。ある日しきりにナースコールを押すので何かあったかと病棟スタッフが駆けつけたところ、「鳴らない、鳴らない・・・」といいながら、しきりにナースコールのボタンを押していたとのこと。なんでもラジオと間違えていたとか・・・と報告を受けたので、数日後の回診で、「そういえば、どうして間違えたんですか?」ときいてみたところ、「黒いラジオがいつのまにか白くなっていると思っていたさ〜」と、答えになるようなならないようなお返事をいただいた。たしか6月、梅雨の頃の出来事だったと思う。梅雨の頃にはいろんなものが白くなるのだろうか。ウチのコンデジも、気づいたら白くなっていた。

 ことの起こりは、これも沖縄からやってきた。亜熱帯天文台さんのブログで、今年2月頃にディスコンになっていたPowerShotS120の新品が販売されているとの情報。現在使用しているS95よりも更に星空撮影機能が充実した後継機はかねてから気になってはいたが、ディスコン後も中古の値崩れがしないので、コストをかけて乗り換えるほどの性能差が無いこともあって見送っていたモノだった。その新品が、ほぼ中古並みの価格で入手できる最後のチャンスだろうということで、撃墜してしまったという経緯だ。

 筐体サイズはほぼ同等、レンズ基部と背面に電子ダイヤルを備えた基本的なレイアウトは一緒だが、細かい操作性は異なっているので、設定など説明書を読み込まないといけない。更に、ズームレンズの倍率が上がり、鏡筒径が微妙に大きくなってしまった。先日TOMITAさんで改造していただいたばかりのDG-LV流用のアダプターにはぎりぎり入らないが、幸いもうひとつの未改造のDG-LVには、アダプター内側に紙テープを3枚貼ったら固定ネジを使わなくても良い具合に嵌合した。これから梅雨があけるまでに、太陽撮影用の設定を煮詰めることにしよう。

 梅雨明けといえば、沖縄の梅雨明けは夏至の前頃と早かった。当時、例の患者さんに「梅雨があけたらさすがに暑いですね〜」と話しかけたら、「かーちー(夏至)だからね〜」とのお返事。夏至だから梅雨があけたのか、夏至だから暑いのか定かではない。どちらだろうかと迷っていると、「盆の頃にはもっと暑くなるさ〜」。その患者さんも、ニライカナイに旅立たれてもうずいぶんになる。病院も移転するとのことで、当時のことは記憶の中に残るだけになりつつある。
 さいごにひとこと。黒いカメラはひとりでに白くはなりません。ラジオはどうだか知らないけど。

妄想・・・妄想。

  • 2015.06.22 Monday
  • 14:33
 だんだん期限が迫ってくる惑星用25cm計画、既製品にするか無謀な自作か、自作ならトラスかモノコックか、相変わらずもやもやとした妄想がまとまらない。ペーパーハニカム案は、表面板の強度不足で没にしたが、先日アルミハニカムを1枚から小売りしているサイトをみつけた。価格については要見積もりではあるが、カッティングもしてくれそうな雰囲気だ。そこで、重量がどれくらいになるのか概算することにした。
 対象とする既製品については、筒だけの重量はわからないので、仮に1mm厚、直径30cm、長さ120cmとしてみると、約3kg。これを大幅に下回らないといけない。
 まずはアルミハニカム。サイトのデータでは20mm厚のものしか載っていないが、それほどは必要ない。最薄の5mm厚でもオーバースペックだが、仕方ない。ハニカムコアの部分が減っても重量には大差ないとして、1辺30cmで長さ120cmの四角筒、肉抜きで重量が半減するとして計算したが、4.5kg。かえって重くなってしまった。剛性は桁違いだが、EM200の積載重量を越えてしまっては元も子もない。アルミハニカムのモノコックは、もっと大口径、40〜50cm以上の望遠鏡でないと旨味がなさそうだ。
 そして、最後はベニヤ。6ft×3ftで厚み1mmあたり1kgだとのこと。1辺30cmで長さ120cm、2.5mm厚だと2.18kg。肉抜きもするが、センターボックスと接眼部は裏打ちしないといけないだろう。アルミ筒の3kgよりは若干軽くできるかもしれないが、現在のデザインでは大幅な軽量化は難しいだろう。ベニヤの場合は工作精度を出すためにレーザーカットを外注することになるので、もっと積極的な肉抜きを考えないといけないようだ。
 こうしてみると、ZWO25cmニュートンの9.2kgという重量が、いかに軽いかがよくわかる。アルミ+カーボンのトラス構造なので、どうあがいても勝てないことには違いないのだが。一時期輸入を検討されていたようだが、円安になったのと、出荷前の調整が難しかった様子で、没になってしまったのが残念だ。今でもメーカーサイトには載っているので、個人輸入を企ててもよさそうだが、安定性が未知数なのでなかなか思い切ることができない。
 かくして、今日もまた答えのでない妄想がアタマのまわりを雲のように漂っているというわけだ。

物欲3題。

  • 2015.05.19 Tuesday
  • 10:40
 最近、物欲大佐が多方面作戦を展開したおかげで、色々なモノが立て続けに着弾した。

 まずはコレ。北海道で黒曜石を加工販売されている十勝工藝社、時々、販売サイトに石器づくりセットなるものが出現する。12,3年前に購入していたが、その後練習時間がとれないうちに、ストックした原石ともども行方不明。発掘するのも大変なので、おもわずポチってしまった次第。前回同様、持ち重りのする良質の角を送ってくださった。先日の腰岳では、残念ながら大きな原石は採取できなかったが、鬼の鼻山のサヌカイトの在処がわかったので、近日中に行ってみようと思っている。

 お次はコレ。先週末の江戸のぼりのときにコチャバンバで入手したCD2枚。手前のは主にモレナーダやディアブラーダを集めたもので、後ろのはサヤ、カポラール、モレナーダ等々。早速iTunesに取り込んでみたら、手前のは曲名が出てこず、仕方ないので手入力した。後ろのは自動で出てきたので、レーベルの規模によって対応していなかったりするのだろう。

 そして、最後に着弾したのがコレ。先週末にLAXを出て、まだしばらくかかると思っていたら望外に早く届いた。天候は回復したが、ファーストライトは木曜の午後になるだろう。ブロッキングフィルターの交換やファインダーの移植など、こまごました作業が必要だし、LS35THaに比べてエタロンのチューニング機構が複雑になっているので、説明書をよく読み込んで、慎重に進めないといけない。分解能も集光力もあがるので、どれくらい画像が良くなるか楽しみである。

惑星用ニュートン計画始動!!

  • 2015.04.01 Wednesday
  • 14:11
 このほど、次の火星中接近に備えて、惑星用大口径ニュートン計画を前進させることにしました。
口径は35cm、鏡筒はかねてより構想を練っていたモノコック構造です。
主鏡は国際光器扱いのNEBULITE35の軽量鏡を、鏡筒材料は贅沢にアルミハニカムを採用すると、総重量13kg前後になるので、なんとかEM200に載る計算です。
ただし、風には弱くなるでしょうから、風よけのついたてを考えないといけません。
アルミハニカムパネルについては、切断・穴あけ・ネジ穴の埋め込み加工をしてくれる業者が見つかったので、
あとは軽量鏡単体で入手することができるかどうかという点が問題です
・・・って、書いてみたかっただけです、はい。
でも、口径はともかくとして、惑星用ニュートン計画を動かさないといけないのは本当です。

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