太陽活動は活発に。
- 2021.11.14 Sunday
- 15:51
<2021年6月30日12:57:43撮影>
<2021年7月26日13:25:48撮影>
<2021年9月8日13:07:23撮影>
太陽活動は、南北両半球ともに活動領域が増えてきて、時折フレアも起きているが、それにはまだ巡り会えずにいる。ブロッキングフォルターの劣化が進んできて、どうにもまともな画像が撮れなくなってきたので、梅雨の間にと独テレスコップからブロッキングフィルターを購入した。どうやら2Fの保管場所の湿度が悪かったらしいということで、毎回外してレンズを補完している乾燥剤入りコンテナに片付けるようにしている。
ブロッキングフィルターが変わって像が明るくなったので、撮影条件を見直すことにした。プロミネンス画像は1/15secから1/60secへ、これで彩層面も同時に撮影できるのだが、彩層面は1/500secで撮ったほうが解像度が良い。たぶんシーイングの影響だろう。画像処理後に位置合わせが必要になるが、ここは従来通りにプロミネンスと彩層を別撮りすることにした。
次の課題はHα波長域に入る写野の狭さ。6月30日の画像のように、たまにほぼ全域が入ることもあるが、7月26日の画像のようにくっきり写るのは中央1/3ほど。そこで、9月8日からはモニター上で彩層面を直径の1/3ずつずらして合成するようにした。これまでもカメラのダスト対策で、中央と上、左下、右下の4組撮影していたのが、3組になったのですこし楽になった。画像のコントラストが上がったせいか、ダストはあまり目立たなくなったので問題はない。当分の間はこの手法でよさそうだ。