太陽撮影3回目。

  • 2014.01.14 Tuesday
  • 19:58
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 連休の月曜日、午前中快晴だったので太陽撮影3回目。久々の肉眼黒点となった1944群が西縁に近づいているので、大きなプロミネンスが見えないかと期待していたが、実際にはそれほどでもなかった。前回から引き続いて、北半球と南半球に大きめのダークフィラメントがひとつずつと、西縁の中緯度に直立したプロミネンスが見えている。更に、東縁の低緯度にも直立したプロミネンスが見え始めてきた。この後ろには、まあまあの大きさの活動領域が控えているようなので、しばらくは退屈することはなさそうだ。
 撮影技法については、またいろいろ試してみた。現在、絞り優先オートで彩層は-1EV、プロミネンスは+2EVの補正をかけているが、+1EVで両立できないかとチャレンジ。赤チャンネルでは彩層は飽和して、プロミネンスがそこそこ良く写っている。緑チャンネルは真っ黒。そして青チャンネルには低コントラストながら彩層面の模様が写っており、青チャンネルの赤外漏れがあることがわかる。しかし、これを処理しようとすると、TIFFの16bit画像でもリムの近くがトーンジャンプを起こしてしまう。エタロンのスイートスポットがもっと広ければなんとかなりそうだけど、こればかりはどうしようもない。今まで通り、彩層とプロミネンスを別撮りしたほうが結果はよさそうだ。南半球のダークフィラメントに注力するあまり、北半球の波長がずれてしまっているし、そう簡単には習熟できそうにない。
 撮影を終えて、昼前から家族揃って佐世保へ。駅裏に車を置いて、久しぶりにお富さんでラーメンを。佐世保在住時はどちらかというと草木が原ばかりで、お富さんに入ったことはほとんどなかったように覚えている。それはそうとして、さすがは名店。美味しいチャーシューメンを頂いた。これでしばらく「部活」はいいかな・・・

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 その後、息子は撮り鉄に、娘は家内と一緒に買い物へ。残った私は、これ幸いとばかり島瀬美術博物館の考古展示フロアへ直行した。ここは世界最古の豆粒文土器と、それに続く隆線文土器を展示しているが、それと一緒に出土した旧石器も結構な見物だった。特に画像中央のついたての裏で、細石刃の西海技法について、出土した石核を並べて詳細に解説してあった。これがまた、北海道北部の湧別技法とそっくりで、ルーツがどこにあるのかと興味深く見ることができた。その後、古墳時代あたりまでの展示はじっくり見たが、中世になると興味の外。あとは駅裏に新しくできた五番街をうろついてから帰投。なかなか充実した休日を過ごすことができた。
 明けて今日、太陽黒点1944群はいよいよ西縁にかかってきたが、晴れ間と昼休みのタイミングがあわずに撮影できずじまい。ま、まだまだ活動領域が控えているので、ここは焦らず待ってみようかと。

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