惑星リハビリ。

  • 2014.02.23 Sunday
  • 18:23
昨秋からの彗星騒ぎのおかげで、すっかり惑星撮影のタイミングを逃してしまった。ふと気が付けば、木星はすでにシーズン終盤、火星もシーズンインしてしまって、そろそろ土星が序盤にさしかかっている。さすがにリハビリしないとまずかろうということで、土曜日の白木峰に出撃した。
現地は快晴、透明度はいまいちだが、代わりにシーイングはよさそう。25:00に到着して、さっそく機材を組み上げて木星に向ける。高度は45度ほどであったが、ゆらぎは少ない。さすがは白木峰の夜半過ぎ。ところが昨年9月以来の惑星撮影は、ピントで手間取り、カメラの設定で手間取り。なんとかピントが合ったときには、高度は30度ほどになって、さすがにゆらゆらとゆらめいていた。
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それでもここまで細部が出た。可変プリズムの偏角を最大の4度にしたのも効いているかもしれない。でないとチャンネル内の大気差も無視できない量になっていただろうと思う。面白みのない位相ではあるが、赤道帯に並んでいるフェストーンが全体に変化をつけているのが救いである。

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そうこうしているうちに、火星がだいぶ高くなってきた。こちらはプリズムの調整がうまくいってないが、明るさと自転の遅さを利用して3502枚コンポジット。期待以上に細部が出せた。しかし、視直径が小さいので、明縁の回折リングが目立っている。こればかりは口径のせいなのでどうしようもない。なんとか25cmを・・・と、また物欲。

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この辺で、少し冷えてきたので珈琲など。先週の鍋会でten.さんに戴いたアルコールストーブ、パイトーチの五徳にほぼ合っていたので使ってみた。着火の容易さ、風に対する強さなど、とても優れもの。あと少し背が低いほうが具合良さそうなので、自分でも作ってみようと思う。

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その後は、月のモザイクと金星を少々。月明かりで分からなかったが、サソリがもう高く昇っている。

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で、〆は昼前に太陽を。彩層が少しでもフラットになるよう、淡いプロミネンスも見えるようにしてみたら、全体にノイジーになってしまった。まだまだ太陽も奥が深い。

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