近況。

  • 2009.04.03 Friday
  • 17:39
 金星内合からこちら、天文活動がなんだかぱっとしません。装備一式を車載して待ちかまえているのですが、週末ごとに曇っているから仕方ないかな・・・。
 そんな中、オレンジ茶筒改造計画を進めるためにR-130Sをばらしてみました。目論見通りなら、R-130Sの筒先リングと主鏡セル外枠で継手リングができるはずです。まずは筒先リングを外してオレンジ茶筒の補正板セルと交換してみます。うん、ぴったり。次ぎにR-130Sの主鏡を外して、筒先リングをはめようとしましたが、リングの外径が主鏡セル外枠の内径より大きいのです。これは困りました。一方でオレンジ茶筒の外径は主鏡セル外枠の内径より小さいので、アルミ板を挟むなどして隙間を埋めないといけません。はたしてこれで予定通りの強度が出るのでしょうか。いっそ、純シュミット仮組の過程をすっとばして、斜鏡スパイダーと接眼部ごと1本モノの鏡筒を新造したほうが良いのかもしれません。
 あれこれ悩みながらネットを徘徊していると、田中光化学工業様のHPで惑星用ウェッジプリズムの限定販売の案内をみつけました。以前から気になっていて未だ導入できていないアイテムですが、一昨年撮影した木星を超えるためには必須の装備です。これを2個組み合わせて可変角にした工作例は散見されますが、どれをとってもカメラの接続法から変更しないといけないので、ハードルが高くて保留していたのでした。再びあれこれと妄想してみたら、放置していた間に構想が熟したのか、うまくいきそうな案が浮かんできました。忘れないうちにメモメモ・・・。

(天)可変角ウェッジプリズム案.jpg

 この図では固定ネジがゆるむとカメラが抜け落ちてしまうという難点がありますが、油断しなければなんとかなるでしょう。プリズムのセルの工作が鬼門ですが、ケント紙を巻けばなんとかなるのではないでしょうか。また、角度の可変範囲を考えれば頂角は2゜のほうが良さそうです。夏場の木星に備えるなら、そろそろとりかからないといけません。

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