密閉型アルコールストーブをつくってみた

  • 2019.12.29 Sunday
  • 23:19

 星見のときの湯沸かしに、UCCブラック缶でつくったアルコールストーブを使っていた。これまで実戦投入したのは3,4個。すべてCHS型式と呼ばれているもので、2重壁の間の毛細管現象で燃料を吸い上げた燃料に、缶の中(通称バスタブ)で燃焼した熱を加え、縁の環状の空間で気化させて、ジェット孔から噴き出させて燃焼させるというもの。バスタブの開口部を拡げたら真冬でも5秒でジェットが立ち上がるが、火力が弱いバスタブ燃焼がずっと続くので燃費が悪く、300ml沸かすのに20~30mlの燃料を消費していた。

 そこで、燃費をよくしようとあれこれ工夫してみたが、なかなかうまくいかない。バスタブ開口部を小さくしても、立ち上がりが遅くなるだけで燃費はさほど変わらない。そこで更に開口部を小さくして、パルスジェット燃焼させると立ち上がりが速くなるのではと考えたが、ジェット孔から圧が抜けるのでパルス燃焼は維持できないし、燃料は飛び散るしで散々だった。

 一方で、ワイン瓶のキャップを使ったマイクロストーブもやってみたが、5mlではどうやっても200mlをぎりぎり沸かすことができない。そこで、中間をとって、ウコン缶サイズでつくってみることにした。

 そこでできたのが、このストーブ。瓶型の缶なので、チムニージェットストーブも作れるが、接着剤を使わない主義なので、できる型式は限られる。はじめはオープンジェットのバスタブの高い位置に孔をあけて、火力自動調節式をつくってみたのだが、いったん熱がこもるとバスタブと外周タンクの交通がなくなってもなかなかジェット圧が落ちず、うまく作動しなかった。そこでいっそバスタブと外周タンクの交通をなくしてしまうとどうなるか試してみよう、という経緯で出来上がったものだ。

 つくりかたは、こちら。1缶で1個でき、接着剤は使わない。ジェット孔は内縁式トルネードで、燃料補給はジェット孔から。バスタブに燃料を入れて着火すると熱が外周タンクに伝わって、気化してジェット孔から出てきた燃料に引火する。バスタブ燃焼が続いている間はタンクに熱が加わり続けるので強火になり、バスタブが空になると密閉型ストーブになって燃費を稼ぐ。ジェット燃焼とバスタブ燃焼の時間を別々に制御できるようになったのが最大の特徴だ。

 このストーブで、外周タンクに7ml、バスタブに1mlで5分30秒ほど燃焼し、200mlの水をぎりぎり沸かすことができた。そこで外周タンクに10ml、バスタブに2ml入れて、300mlの水を沸かしてみたのがいちばん上の動画。途中で熱帰還が多くて軽く暴走しているが、これは密閉型の宿命らしい。野外では風もあるし気温も低いので、たぶん問題ないだろうと思っている。

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