惑星撮影リハビリ。

  • 2020.08.27 Thursday
  • 19:34

 今年もうかうかしているうちに、木星と土星は衝を過ぎてシーズン後半戦に突入している。今年は木星を一度撮影しただけで、しかもピントが出ていないので成果なしだった。そこで、8月13日の夜に惑星装備をもって急遽出撃した。まずは近場の白木峰に行ったところが、流星群目当ての人々で大混雑。いつもの小長井に転戦したが、雲に覆われていて、そのまま帰ってきた。盆休み最終晩の15日夜にリベンジをはかり、小長井に行こうとしたが、暑さがとれないので苦行になりそうな予感。急遽行き先を変更して、雲仙の宝原に向かった。

 宝原は標高は700m超えで、多良山系では修多羅のしゃくなげ高原くらいの高さになる。以前から気になっていて、良いところだという噂が昨年あたりからきこえていた。今年のGWに行ってみたところが、まさかのコロナ肺炎緊急事態宣言による閉鎖で、今回が初めてになる。盆なので誰もいないだろうと思いながら現地到着してみたら、ten.さんと船長っさんがすでに展開済み。奥の展望台には島原Uさんが。気温は23℃で快適。皆考えることは同じということだろう。

 空はここ数日、西之島からのガスが減って透明度抜群の快晴。せっかくだから直焦にしようかとも思ったが、初志貫徹で惑星装備を出した。まずは西に傾いてきた木星を狙い、首尾良く大赤斑が見える位相を撮れた・・・と思ったが、あとで処理したらピントがだめで没。そのあとに火星を撮影したのがコレ。

 <撮影データ:2020年8月16日01:16:33〜01:25:15に撮影した動画から5144フレームコンポジット、ウェーブレット・最大エントロピー処理、ORION25cmF4.8反射、TeleVue5xバーロー、ZWO ADC使用、DBK21Au618As、1/25sec、25fps

 WinJuposを使ったデローテートがうまくいかず、レジスタックス6のデローテートを使って、なんとか5144フレームをコンポジットした。たしかWinJuposより精度が落ちるとかだったはずだが、これだけ写れば良しとしよう。キムメリア人の海が夕方にあり、東縁に大シルチスが現れてきたところ。キムメリア人の海から垂れ下がったメデューサの涙は、以前は大接近の頃にしか撮れなかったが、これだけスタッキングすると視直径がそこそこ小さくてもしっかり描出できる。南極冠の右側が分離しているのもなんとかわかる。

 これから10月の準大接近にむけて視直径がどんどん大きくなってくるが、台風シーズンになるとシーイングは悪くなる。また、現在工作中の惑星用ニュートンの作業がすすむと、いったんこの25cmを解体しなければならなくなる。本来なら梅雨明けまでにVISACを復活させておく予定だったが、レーザーコリメーターの誤発注のために手順が狂ってしまい、実に悩める状態になってしまった。惑星用ニュートンは、鏡筒回転装置までは勢いで組み上げたけれど、トラスを組む段になって、トップリングの構想が煮詰まらないせいもあって、作業が滞っている。仮に順調に完成しても、細部の調整にはだいぶかかるだろうし、25cmは火星シーズンがおわるまでこのまま使ったほうが良いかもしれない。

コメント
トラス取り付け部の工作に必要な小頭ネジは入手できたのですが、工作時間がなかなかとれません。
トップリングはどうしても自転車リムでは寸法が合わないので、どうやら自作になりそう。その場合、斜鏡スパイダーも改造しないといけません。なんだか大変なことになってきました(^^;
  • ほうき星
  • 2020/09/03 8:25 PM
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