不完全燃焼と物欲など。
- 2016.10.31 Monday
- 19:37
10月最後の週末、新月前日で宵のうちは晴れていたが、あれこれあってすぐには動けず。後半は雲が多くなる予報だったが、見逃しては惜しいので、夜半頃に小長井に布陣した。
北と西の地平近くには雲が見えているが、さしあたっては大丈夫とみて設営開始、極軸を合わせたのが24:30頃。それから自動導入の暴走などあったが無事に解決、25:15頃には撮影を始めることができた。まずはM42に向けて、ISO1600で30sec,15sec,8secを2コマずつ。次に60secにかかったところでガイドの暴走がはじまった。この段階ではいつもの暴走のように、PHD2とASCOMを停止すると止まってくれる。雲行きを睨みながら、ひたすら撮影。暴走に中断されながらも60secを2コマ、120secを2コマ、そして300secをひとコマ撮影して、次のコマに入ったところでまた暴走が始まり、PHD2とASCOMを停止しても止まらない。仕方ないので赤道儀の電源を落としてASCOMも終了。この状態で電源を入れると、また暴走。次に入れ直すと、ギヤが噛みこんだ様な音がして動かない。入れ直したら、また暴走。そうこうするうちに雲が一面にひろがってきたので諦めて撤収した。
勿体ないので処理したデータがこれ。暴走の前後で構図がずれていたのでステライメージでは重ねてくれず、フォトショップのレイヤー整列で重ねて切り抜き、それをステライメージで加算コンポジット、階調圧縮の後、フォトショップで輝度マスクとチャンネル減算マスクを使って調整した。露出が短いので、右下の星雲外周部はほとんど見えず、赤に加えて青も強調したので全体に青すぎる。実に不満が残る結果になってしまった。EM200のほうも、前回あたりから暴走が止まりにくくなってきたので、どうやら本格的に点検修理に出さないといけないようだ。その間、赤道儀はポラリエしかなくなってしまう。いっそしばらく星景に走るか、あるいはサブ機を考えるか・・・仲間内では、不調を機にアトラクスに走った人と、ロスマンディG11に走った人と。積載量アップは魅力的だが、そうそう予算があるわけではないので、もし狙うとしてもEQ6あたりが限界だろう。先日仮想武器市場で出ていたG11は程度がよさそうだったが、出張中だったのでどうしようもなかった。あんな出物はそうそうないだろうから、EQ6あたりが出てこないかな・・・と妄想中。
物欲といえば、こんなものを見付けてしまった。LS50THaのヘリコイド接眼部を置き換えるクレイフォード。光路長やストロークは全く同じ。LS50THaの唯一の弱点が、撓みと遊びが大きい接眼部なので、これは面白そう。しかし、問題は割高なジズコ直販限定ということ。ところが本体同様に個人輸入をと思い調べてみると、OPTでは扱いなし、テレスコップではかえって割高。本家ムーンライトでは送料込みで¥1000も差がない。ジズコも最近は頑張っているのだろうか。LS50は今いちばん稼働率が高い機材なので、ここに投資してみるのもよさそうに思えてきた。嗚呼、物欲、ぶつよく・・・。
EM200は入院?ですかね?
円高ならG11個人輸入もよかったんですけどねぇ。
最近のレートではちょっと高いですよねぇ‥。
今度の新月はまた諸塚に遠征しようかと企んでます(笑)
こちらも喉から手が出かかってるところですが、1ヶ月待ちとは、我慢できない人が大勢いるのでしょうね。
現在の撮影システムでは時々ピントを合わせ直す必要があり、それが昨日今日のような状態だと困ってしまいます。
私も列に並ぶことにします。