R-140SS改造計画・ゴースト対策思案中。
- 2017.06.17 Saturday
- 22:48
一見、うまくいくかと思われたMFAフィルター内蔵レデューサーコレクター、輝星のゴーストが光軸中心に対して外側に隣接して発生することがわかって、ゴースト対策が必要になりました。EF-Sマウント面にレデューサーコレクターをベタ置きした北アメリカ&ペリカンでは、ゴーストの気配はありません。そこで、どごが違うのかをあれこれ考えてみました。
まず疑ったのは、レデューサーコレクターの第3面とMFAフィルターが、平面どうしで1mmほどの隙間で近接していること。ここが原因になっている可能性も否定はできませんが、ベタ置きでもほぼ同位置に平面があるので、ちょっと可能性は低そうです。また、レデューサーコレクターの第2面はセンサーに向かって凸面になっているので、これも考えにくい。そこで残ったのが第1面です。
レデューサーコレクターはアクロマートレンズなので、第1面はセンサー側からみると凹面になっています。センサーかローパスフィルターで反射された光線が第1面にあたって、再びセンサー面に収束しているのではないかと考えたのです。そうなると、ゴーストの有無はレデューサーコレクターの位置に敏感であってもおかしくありません。この可能性がいちばん高いのではないかとだんだん思えてきました。
対策としては、レデューサーコレクターをEF-Sマウント面にベタ置きにして、フィルターの位置を変えるしかありません。レデューサーコレクターの口径は42mm(押さえ環があるので実際には40mm)、MFAフィルターは37mmなので、レデューサーコレクターの前面に置いたらけられてしまいます。2インチ化してスリーブの先端につける他はありません。いっぽう、もし第3面とMFAフィルターが原因になっているのであれば、フィルターをすこし傾けて装着するという手段もあります。MFAフィルターを外しての長時間露光テストが必要になりますが、天候のこともあるのでいつになることやら。でもこうした問題点を解決していくところが改造の楽しみなんでしょうね・・・
しばらくはテストがすすみません。