沼からの刺客。

  • 2018.07.07 Saturday
  • 20:07

 毎年、梅雨は危険な季節。雨が続くと物欲大佐が怪しい動きを見せはじめる。そして今年は・・・

 事の発端は、物欲大佐が仮想武器市場の北米戦線でこれを見付けたこと。Angenieux Zoom 10-150mm T2-2.8、例によって16mmシネマカメラ用の標準高倍率ズームである。現在使用しているメインのレンズ、Angenieux 12-120mm T2-2.2に比べると、すこし暗いが許容範囲内。そして広角端が10mmというのが嬉しい。YouTubeでチェックして、蹴られも少なそうなので即撃墜したという次第。ただし、マウントがアリフレックス・スタンダードだったので、マウントアダプターも新調しなくてはならなかった。現在流通しているアダプターは、約¥4.2kのブツと¥22kのブツの2種類。当然ながら、まずは安いほうにしてみた。

大きさ比較。12-120と比べると、10-150のほうがすこし短い。

 そして装着。アリ・スタンダードマウントにすこしガタがあったが、構造上仕方ないものと思った。ところが試写してみると、光軸のセンターがすこし右に偏っているようで、左側が大きく蹴られてしまう。また、撮影距離によっては広角〜標準域での蹴られが12-120より大きい。単独での実用は難しいかもという結論に。

 そうすると気になってくるのが、同じAngenieux Zoomの9.5-57mm T1.6-2.2である。広角端は10mmよりわずかに短く、望遠端は手持ちでもなんとか扱えるくらい。特筆すべきは蹴られの少なさ。クロッピング無しの評価用動画をみつけたのだが、広角域での蹴られは12-120と同等か、やや少ないくらい。以前から探してははいたが、滅多に見つからず、たまにあってもマウントアダプターが見つからなかったり高価だったり。ところがたまたまアリ・スタンダードマウントの個体が見つかったので、またまた撃墜してしまった。

 この個体は、オーストリア西部・ザルツブルクの南郊外にあるグレーディヒという町で捕獲されたもので、そこから国境を越えてドイツを横断し、アムステルダムから羽田へとやってきた。届いたのでさっそく装着して試写したところが・・・これまた左側が大きく蹴られてしまう。何かがおかしい。

アリ・スタンダードマウントは、鏡筒に刻まれた溝をマウント側のストッパー2箇所でおさえる構造になっている。3箇所ではないのである程度の遊びはあるものと理解していたが、どうやらその遊びのために光軸がずれているようだ。そこでマウントの下側にアルミテープを重ね貼りしてみたところ・・・今度は無限遠が出ない。どうやら安いアダプターはフランジバックも誤差が大きいようだ。

で、背に腹は変えられないということで、高いほうのアダプターまで買う羽目に。まったく、レンズが沼だという自覚はあったが、マウントアダプターにも沼が潜んでいたとは。幸い、こちらの沼は浅く、届いたアダプターの性能は満足いくものだった。

 これでBMPCC用標準ズームを巡る騒動は一件落着。軽快な9.5-57を常用レンズにして、望遠は10-150を使う。そしてこれまで愛用してきた12-120は、性能のバランスはとれているけど出番が減りそうなので、手放すことにしようかと。一方、AFレンズ群ではパナライカ14-50とオリの9-18のフォーサーズのコンビは出番が少なくなる。また、とりあえずの常用レンズにしているパナのマイクロフォーサーズ12-60の出番もぐっと少なくなるだろう。BMPCCのAF性能はそれほど高くないので、AFよりもMFで使うほうが手っ取り早いし、絞りリングがあるほうが露出とボケの微調整がしやすいからだ。次の撮影から、さっそく使ってみることにしよう。

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