火星は不調。

  • 2018.08.09 Thursday
  • 17:26

 火星は7月31日に2003年以来の大接近を迎えたが、ちょうど台風が接近していて撮影することができなかった。28日の月蝕前数日間も良かったようだが、夕方になると雲が出て、諦めてデスクワークを深夜までして外に出ると晴れている、といった状態。8月に入ってから、平日に強行出撃してみたが、台風の影響が残っていて不満足な動画しか撮れなかった。

 それでも計画的に大量コンポジットをしてみようと、20本の動画をちまちまと処理してみた。これで2003年にMN61で撮ったのと同じくらいの分解能だ。大きくて重い25cmを使った労力が虚しく感じられる。ただ、20000フレームを目標にしたので、すこし画質が悪いフレームまで拾いすぎているのかもしれない。

 6月22日とほぼ同じ位相だが、ヘラス盆地の輪郭がかわっているのはダストストームが晴れてきたからなのかもしれない。南極冠は縮小していて、季節がすすんでいるのをうかがわせる。

 <2018年8月2日01:02:34〜01:22:56に撮影した20本の動画から19822フレームコンポジット、ウェーブレット・最大エントロピー処 理、ORION25cmF4.8反射、TeleVue5xバーロー、ZWO ADC使用、DBK21Au618As、1/30sec、30fps>

 そして翌日。白木峰まで行く余力がないので、クリニック駐車場に設営。狭い道路をはさんで向かいの菓子舗の上にある間は気流が荒れていたが、そこを過ぎると前夜より気流がおちついた。そこからスーパーの屋根の輻射熱に影響をうけるまでの30分ほどは、まあまあの動画を撮ることができた。次第に荒れてきたので15本で切り上げたが、選択するフレームもすこし絞り込んで、12000フレームを目標にしてみたところ、前夜よりすこし良い解像度が得られた。

 <2018年8月3日00:23:27〜00:38:38に撮影した15本の動画から11972フレームコンポジット、ウェーブレット・最大エントロピー処 理、ORION25cmF4.8反射、TeleVue5xバーロー、ZWO ADC使用、DBK21Au618As、1/30sec、30fps>

 右側、西縁で大シルチスが朝を迎えたところだ。左側にはキンメリア人の海から垂れ下がる、通称キンメリア人の涙がふたつ見えるはずだが、うまく描出することができなかった。良くなったとはいえ、まだシーイングが荒れている。

このあとも撮影を狙っているが、これを書いているここ数日、火星より高いところでアルタイルやデネブがさかんに瞬いているところをみると、機材を出す気力がそがれてしまう。ちょうど月齢も良いし、カシオペア座あたりで明るくなっているはずのジャコビニ=ツィナー彗星でも狙ってみようかと思う。

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